「最愛の妻の墓前にて語る」(sato:6)
今日みたいな天気のいい日は君と過ごした日々のことを思い出し、僕の心は深く沈む。
君が死んでからもう3年になるのか。
君と知り合ってから1年もたたないうちに君は逝ってしまった。
初めてのデートは軽井沢だったね。
突然思い立った軽井沢へのデートも君はいやな顔ひとつせずに付き合ってくれた。
それから何度か軽井沢へ行ったっけ。
そういえば夏休みには実家に連れて行って両親にも会わせたね。
父がうらやましがっていたのを覚えているよ。
僕から君を奪った突然の事故。
天国から僕を見て君はこう言うだろう。
「あたしいなくても平気そうじゃん」
事故の現場では下半身がボロボロになった君の姿を見てショックで涙も出なかった。
友人の前では気丈に振舞っていても君との日々を思い出すと泣きそうになるんだよ。
今でも僕の部屋のコルクボードには君の写真が飾ってある。
僕は君の事を忘れない。
今だから言えるけど卒業したら新潟に連れて帰るつもりでいたんだ。
でもそれも今では叶わぬ夢。
今度君が生まれ変わったらまた会えるといいな。
そのときはまた軽井沢に行こう。
それじゃあ、また、そのときまで。
最愛の妻、エリ美の墓前にて
車型 エリミネーター250SE
車体番号 EL250A-021981
製造年 1990
享年 17歳










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